橋桁工事の足場設置には、単管パイプを保持金具に置くように設置するだけのらくらく施工です。
施工の様子を動画でご紹介しています。
単管を置くように設置するだけで施工が完了します。 設置された単管は、しっかりと固定されています。 |
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手前の金具を上げるだけで、ロックが解除されるので、容易に単管を外すことができます。 |
高所作業(橋梁桁用)仮設足場の設置コスト削減を図ったことで、安全性が犠牲になっては意味がありません。
当社では、緊結作業の省略による作業効率のアップ、工期短縮による労務人工数の削減で、安全性と両立させたコスト削減を実現します。
※クランプボルト締め作業をなくすことで、足場組立および解体時間の短縮が可能です。
高所での長時間作業は作業員に疲労が溜まりやすくなります。これが原因で集中力や作業効率の低下を招き、事故に繋がる可能性を高めてしまいます。
従来のチェーン吊足場工法では、ボルトの締め込みに非常に労力がかかり、締め忘れなどによる事故が後を絶たないという報告もある程です。
そこで、当社の吊足場ブラケットONEでは緊結金具を使用しないため、ボルトの締め忘れをはじめ、レンチや作業工具等の落下防止のリスクを回避することができます。また、従来のチェーン吊足場工法に比べて揺れも少なく、高所での作業期間を短くすることで、さらに安全性を向上させることに成功しました。
九州テクノリサーチTACセンターでの試験結果報告を掲載しています。
<引張試験報告書>
- 引張試験(試験方法 : JS Z 2241)
使用試験機 : 島津製油圧竪型 2000KN試験機
荷重レンジ : 20KN
試験片符号 | 品種 規格 | 降伏荷重 | 引張荷重 | 破断位置 |
---|---|---|---|---|
力(N) | 力(N) | |||
1 | 4×50×50 SSC400 |
89800 | 112600 | 穴加工部 |
2 | 〃 | 90100 | 112100 | 〃 |
3 | 〃 | 90400 | 112100 | 〃 |
<単管引き抜け強度試験結果報告書>
- 引張試験(試験方法 : JS Z 2241)
使用試験機 : 島津製油圧竪型 500KN引張試験機
荷重レンジ : 25KN
試験片符号 | 引張荷重 | 破断位置 |
---|---|---|
力(N) | ||
1 | 11,480 | 金具滑り、変形 |
2 | 11,480 | 金具滑り、変形 |
3 | 11,550 | 金具滑り、変形 |
橋梁桁用の吊足場「ブラケットONE(ワン)」は、新聞・専門誌、業界紙などで取り上げられました。
橋梁新聞(2010年12月11日)
吊足場「ブラケットONE」緊結作業を省略
九建日報(2011年2月1日)
吊足場「ブラケットONE」作業効率が大幅向上
東経情報(2010年12月17日)
新開発 吊足場「ブラケットONE」
日経コンストラクション(2011年1月10日)
吊足場「ブラケットONE」ボルトで締めずに
パイプ固定。緊結金具と同等の強度で保持。
橋梁桁用の吊足場「ブラケットONE(ワン)」のおもな施工実績を掲載しています。
工事名 | 発注者(事務所) | 施工開始 | 施工終了 |
---|---|---|---|
都市計画道路本郷基山線橋梁工事(1 工区)工事 | 福岡県久留米土木事務所 | 2010/09 | 2011/09 |
熊本 3 号湯浦川橋上部工(P6~A2)工事 | 九州地方整備局‐八代河川国道事務所 | 2011/07 | 2012/03 |
都市計画道路本郷基山線橋梁工事(2 工区)工事 | 福岡県久留米土木事務所 | 2011/08 | 2012/07 |
道改 2A 第0111444-092 号国道 444 号道路改良(国道)(2A)工事 | 佐賀県 有明海沿岸道路整備事務所 | 2011/09 | 2012/03 |
道改 2A 第0111444-059 号国道 444 号道路改良(国道)(2A)工事 | 佐賀県 有明海沿岸道路整備事務所 |
2012/02 |
2012/08 |
佐賀 497 号山彦橋上部工(A1~P5)工事 | 九州地方整備局‐佐賀国道事務所 | 2012/03 | 2013/02 |
県道福岡筑紫野線筑紫野大橋橋梁上部工工事(4 工区) | 福岡県那珂県土整備事務所 | 2012/07 | 2013/02 |
都市計画道路本郷基山線橋梁工事(3 工区)工事 | 福岡県久留米土木事務所 | 2012/08 | 2013/03 |
- 1.吊足場ブラケットONEの取付
- ・桁架設前に桁側面の埋込みインサートにブラケットONEを取付け、桁と平行になるように引上げて取付ける。桁架設中にブラケットONEが下向きにならないように適度に締付ける。
・桁架設前に落下防止用の親綱を設置する。 - 2.吊足場ブラケットONEの吊下げ
- ・吊足場ブラケットONEを桁下方向に回転させ吊下げる
- 3.ころばし材の設置
- ・ころばし単管は地上で繫ぎ、桁上からロープで、吊下げてブラケットONEに乗せる。
・ころばし単管の間隔は600㎜とする。
・作業は2名以上で行い、声掛け合図をする。 - 4.おやごの設置
- ・桁側面・桁間から作業員に渡し、ころばし単管の上に配置し、ころばし単管とおやご単管を番線、クランプ等で緊結する。
- 5.足場板の設置
- ・足場板は桁上から作業員に渡し、ころばし単管の上に2枚以上配置する。作業床は40㎝以上確保する。
・足場板は3点以上で支持し重ねる時は支点上で重ね、重ね代は20㎝以上とする。 - 6.落下防止ネット設置
- ・ネットの一辺をころばし単管に緊結し、ネットの弛み過ぎや隙間がないように緊結する。
・ネットの重ね代は20㎝以上を確保し、隙間ができないように注意して設置する。 - 7.朝顔の設置
- ・地覆外側に約1mの間隔をあけ、建地に布単管を90㎝間隔で取付、落下防止ネットを設置する。
・ころばし単管先端部を必ずチェーン等で吊って作業して下さい。
・やらず単管は、180㎝間隔で設置する。
・落下物防止を完全に行う場合は、合板を隙間なく張り桟木等で押え、金具・やらず等で隙間ができる場合は合板を加工し隙間を塞ぐ。
①自然条件: 強風等の特殊気候以外は施工可能
②現場条件: 桁下空間として、作業員が入れるスペースが必要
③技術提供可能地域: 全国
④関係法令等: 特になし
①適用可能な範囲: コンクリート桁
②特に効果の高い適用範囲: 工期短縮を期待する現場
風等による吊足場の揺れを軽減させたい現場
③適用できない範囲: 吊足場材(ブラケットONE)を固定するアンカーが無い桁
④適用にあたり、関係する基準およびその引用元: 特になし
①設計時: 固定するアンカーの有無及びアンカーピッチの確認
二段吊足場の際は、別途検討
許容荷重17.96KN/本以下とする。
②施工時: 強風時の作業は不可。
単管固定時には、ロック金具の跳ね上りが無いか確認。
③維持管理等: 本体アングル・保持金具・ロック金具に曲がり・変形は無いか。
本体と保持金具の固定ボルトの緩みは無いか。
以上を点検し管理する。
④その他: 特になし